飼料への海藻添加によるティラピア魚肉臭の低減
書誌事項
- タイトル別名
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- Suppression of Tilapia Muscle Odor by Seaweed Supplementation to Diet
- シリョウ エ ノ カイソウ テンカ ニ ヨル ティラピアギョニクシュウ ノ テイゲン
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抄録
海藻(ヒジキ,マコンブ,アマノリ,アナアオサまたはワカメ)を飼料に添加してナイルティラピアを14日間飼育し,筋肉の脂臭さを抑制することを検討した。ヒジキまたはアナアオサ添加の飼料を与えると,筋肉から揮発する脂臭さが官能的に認められなくなり,このことは GC/MS 分析からも確認された。アナアオサ添加飼料は官能検査でアオサ臭が強く,他の海藻添加飼料と海藻無添加飼料は脂臭さを感じた。いずれの海藻添加飼料でも,無添加飼料に含まれていた脂質の酸化に伴って生じる香気成分が減少していた。以上のことから,ヒジキおよびアナアオサを飼料へ添加すると,ナイルティラピア筋肉の脂臭さが低減することが明らかとなった。
収録刊行物
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- 水産増殖
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水産増殖 60 (3), 349-357, 2012
日本水産増殖学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679696815104
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- NII論文ID
- 10031122366
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- NII書誌ID
- AN00124667
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- ISSN
- 21850194
- 03714217
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- NDL書誌ID
- 024325138
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可