クロウミウマ稚魚の成長に与えるワムシ給餌密度の影響
書誌事項
- タイトル別名
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- The effect of rotifer density on the early life development of the juvenile seahorse <I>Hippocampus kuda</I>
- クロウミウマ チギョ ノ セイチョウ ニ アタエル ワムシキュウジ ミツド ノ エイキョウ
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抄録
クロウミウマ稚魚の遊泳力とワムシ密度の違いによる摂餌数と成長速度を調べた。ワムシ密度を高くすると稚魚の吸引摂餌回数が増加し,稚魚は最大で1時間に32回の吸引行動をとった。また1回の吸引で最大6.4個体のワムシを摂餌していた。タツノオトシゴ類は吸引摂餌行動することが知られていることから,吻部の前方にある餌を海水とともに吸い込むことで複数個体のワムシを同時に摂餌できることが明らかとなった。したがって,ワムシ密度を高くすることで稚魚のエネルギー収支効率が良くなり,成長が速くなると考えられた。また,産出直後の稚魚の遊泳力は10.6±4.0 mm/s で15日後でも10.3±3.4 mm/s とほとんど変わらなかった。一般に魚類は成長に伴って遊泳速度が速くなるが,本種の浮遊期の稚魚では遊泳力が乏しく,低いワムシ密度では摂餌効率が悪く,稚魚の成長が悪いことが明らかになった。
収録刊行物
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- 水産増殖
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水産増殖 63 (4), 409-415, 2015
日本水産増殖学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679697049856
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- NII論文ID
- 130005251321
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- NII書誌ID
- AN00124667
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- ISSN
- 21850194
- 03714217
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- NDL書誌ID
- 027039919
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
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- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可