書誌事項
- タイトル別名
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- Improvement of the Pellet Count Method for the Estimation of Sika Deer Density
- フンリュウホウ ニ ヨル シカ ミツド スイテイシキ ノ カイリョウ
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説明
糞粒消失率を年中一定と仮定した糞粒法によるシカの個体群密度推定式は、1年を単位にした調査以外では使えないことが明らかになった。それは、季節的に糞の消失率が大きく異なるからである。この研究では、季節的に異なる消失率をあらかじめ推定することによって、どのような時期や土地で調査をおこなっても、また任意の調査ルーチンを作ってもシカの密度が推定できる計算方法を提唱する。そのために、土地の気象条件により糞粒の消失率を求めるための推定式を考案した。また、その式により得られた各月の連続消失率を使ってシカの密度推定ができるコンピュータプログラムを開発した。本研究の中で明らかになった糞粒の消失率は、従来使われてきた率に比べ数倍高いものであった。今後は、この違いを生んだ原因を探る研究が必要である。
収録刊行物
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- 哺乳類科学
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哺乳類科学 40 (1), 1-17, 2000
日本哺乳類学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679699731584
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- NII論文ID
- 10011944213
- 10013012236
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- NII書誌ID
- AN00231656
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- ISSN
- 1881526X
- 0385437X
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- HANDLE
- 10458/1546
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- NDL書誌ID
- 5365173
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles