書誌事項
- タイトル別名
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- Early measures against alien Eurasian red squirrels in the Sayama Hills
- サヤマ キュウリョウ ニ セイソク スル トクテイ ガイライ セイブツ キタリス ノ ソウキ タイサク ノ ココロミ
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説明
<p>狭山丘陵の緑地に,2000年に特定外来生物キタリスの野生化が報告された.その後も引き続き本種の生息が確認されたため,2013年11月に,日本哺乳類学会からキタリスの早期対策の要望書が提出された.これを受けて,2014年4月から環境省事業として生息調査および捕獲対策が開始された.目撃情報,食痕,自動撮影による生息調査の結果,17地点でキタリスの生息が認められた.1地点をのぞく16地点は丘陵西側に位置する狭山湖周辺の緑地であった.2014年10月から2017年3月までに,この17地点で捕獲作業を行った結果,このうちの12地点で合計32個体のキタリスと1個体のニホンリスが捕獲された.3年間で,目撃情報数,食痕確認地点数,撮影件数いずれも著しく減少した.今後は,キタリスが狭山丘陵内に残存しているかどうかモニタリングを継続するとともに,周囲の山林へ逸出していないかどうか,広域の調査が必要となる.</p>
収録刊行物
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- 哺乳類科学
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哺乳類科学 57 (2), 367-377, 2017
日本哺乳類学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679700724096
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- NII論文ID
- 130006329367
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- NII書誌ID
- AN00231656
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- ISSN
- 1881526X
- 0385437X
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- NDL書誌ID
- 028756658
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可