水族館飼育キタオットセイ<i>Callorhinus ursinus</i>に認められた消化管型リンパ腫の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Alimentary lymphoma in a northern fur seal <i>Callorhinus ursinus</i>
  • 水族館飼育キタオットセイCallorhinus ursinusに認められた消化管型リンパ腫の1例
  • スイゾクカン シイク キタオットセイ Callorhinus ursinus ニ ミトメラレタ ショウカカンガタ リンパシュ ノ 1レイ

この論文をさがす

抄録

水族館で飼育中の成熟雄キタオットセイ(Callorhinus ursinus)が,1999年12月に,およそ10日間の摂餌不良の後死亡した.解剖検査により胃底部粘膜面に径約7 cm,深さ約3 cmの潰瘍を確認し,潰瘍底部には径約2 mmの穿孔を認めた.肥厚した潰瘍周辺部は病理組織学検査によりリンパ腫と診断された.本症例はキタオットセイにおける消化管型リンパ腫の最初の報告と思われる.

収録刊行物

  • 哺乳類科学

    哺乳類科学 54 (2), 251-256, 2014

    日本哺乳類学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ