術前画像から胆嚢捻転症と診断し緊急腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Torsion of the Gallbladder, Preoperatively Diagnosed on Radiological Imaging,Requiring an Emergency Laparoscopic Cholecystectomy
公開日
2012
DOI
  • 10.11231/jaem.32.1061
公開者
日本腹部救急医学会

この論文をさがす

説明

症例は82歳,女性。突然の右上腹部痛が出現し当院受診。腹部造影CTで遊走胆嚢と胆嚢腫大を認め,胆嚢壁の造影効果の減弱を認めた。MRCPではさらに胆嚢管の先細り様の途絶,胆嚢軸の偏位を認めた。画像所見より胆嚢捻転症と術前診断し緊急的に腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した。胆嚢は緊満,暗赤色を呈し壊死に陥っており,胆嚢頸部で時計方向に180°捻転していた。捻転解除後は,比較的容易に腹腔鏡下に手術を終えることができた。胆嚢捻転症は,画像診断精度の向上に伴って以前よりも術前正診率が向上しているため,本疾患を念頭において診療に当たることが重要だと考えられた。また術式に関しては遊走胆嚢であり,周囲との癒着が少ないため,腹腔鏡下胆嚢摘出術の良い適応であると考えられた。

収録刊行物

参考文献 (15)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ