書誌事項
- タイトル別名
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- Two Surgical Cases of Pulmonary Mucoepidermoid Carcinoma
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抄録
<p>背景.肺粘表皮癌は稀な疾患で悪性度によって予後が大きく異なる.症例1.58歳女性,肺腺癌として右肺上葉切除を施行したが術後に低悪性度粘表皮癌と診断された.2年無再発生存中.症例2.35歳女性,検診で左肺門部の腫瘍を発見,リンパ節転移を伴う高悪性度粘表皮癌の診断で左肺全摘術を施行したが,術後に骨,頸部リンパ節に再発した.結論.粘表皮癌の術前診断は難しいとされてきたが,最近の報告では6割が気管支鏡下に診断されている.7割は低悪性度で完全切除することにより治癒が望めるが,高悪性度の予後は不良で有効な集学的治療法を確立しなくてはいけない.</p>
収録刊行物
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- 気管支学
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気管支学 38 (4), 315-318, 2016
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679717879936
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- NII論文ID
- 130005256720
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- ISSN
- 21860149
- 02872137
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可