書誌事項
- タイトル別名
-
- A Case of Esophagobronchial Fistula Treated by Double Stenting
この論文をさがす
説明
今回我々は食道癌で気管食道瘻を合併した症例にダブルステント治療を施行したので報告する。症例は60歳, 男性。嚥下困難, 高熱, 胸部異常陰影を主訴に当院を受診した。気管支鏡検査にて気管食道瘻が認められ, 上部消化管内視鏡下の生検にて食道癌と診断された。胸部レ線にて左肺に誤嚥性肺炎が認められた。入院後, 瘻孔を閉じるために左主気管支にDumonステントを留置した。瘻孔を完全に閉じることができなかったため, 更に食道ステントを留置, いわゆるダブルステントにて瘻孔閉鎖を行った結果, 液体の摂取は可能になった。ダブルステント治療は食道気管支瘻を有する患者のQOLを高め, また瘻孔に対する対症療法とし有効な治療法と思われた。
収録刊行物
-
- 気管支学
-
気管支学 19 (5), 409-413, 1997
日本呼吸器内視鏡学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679723446528
-
- NII論文ID
- 110002820299
-
- NII書誌ID
- AN00357687
-
- ISSN
- 21860149
- 02872137
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可