気管支鏡検査にて偶然発見された気管支神経鞘腫の1例

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タイトル別名
  • A Case of Bronchial Neurinoma Detected by Bronchoscopy

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抄録

症例は49歳男性。1998年7月, 肺野異常陰影の精査目的で気管支鏡施行中, 右中間気管支幹膜様部側の粘膜に索状のひきつれと粘膜の発赤を認め, 生検にて良性の気管支神経鞘腫と診断した。気管支神経鞘腫は文献的には本例を含めて13例しかなく, また気管支鏡所見上, 通常見られるようなポリープ状やダンベル状の発育ではなく, 索状のひきつれとして認められ, 気管支壁在性の発育形態であると考えられた。気管支神経鞘腫の早期病変として, 非常に稀な症例を経験したので報告する。

収録刊行物

  • 気管支学

    気管支学 22 (7), 525-528, 2000

    特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (15)*注記

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