摘出時にラリンジアルマスクを使用した小児気管支異物の1例

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タイトル別名
  • A Pediatric Case of Removal of a Bronchial Foreign Body Using a Laryngeal Mask Airway

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説明

背景.摘出時にラリンジアルマスクを使用した小児気管支異物の1例を経験したので報告する.症例.1歳6カ月の女児.ピーナッツを食べた際に誤嚥.その後,喘鳴が出現し,前医に入院.抗菌薬を投与されていたが,翌日施行された胸部CTにて気管支異物を疑われ,当院に搬送された.CTにて左主気管支に異物と思われる陰影を認め,気管支異物と診断し,同日全身麻酔下に異物除去を施行した.ラリンジアルマスク(サイズ2.0)を使用して気道を確保した後,外径4.0mmの軟性気管支鏡を挿入し,バルーン付きカテーテルにて摘出した.異物はピーナッツであった.結論.小児気管支異物に対して,ラリンジアルマスクの使用により,異物摘出時の有効な換気と軟性気管支鏡のスムーズな操作性を担保することができた.

収録刊行物

  • 気管支学

    気管支学 34 (2), 180-183, 2012

    特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会

参考文献 (9)*注記

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