書誌事項
- タイトル別名
-
- A Patient with Racemose Hemangioma Who Coughed Up the Coils of a Previous Bronchial Artery Embolization
この論文をさがす
説明
背景.気管支動脈塞栓術後の瘻孔形成は稀な晩期合併症の一つである.気管支への瘻孔形成によりコイルの喀出を認めた症例を経験したので報告する.症例.59歳女性.2006年10月蔓状血管腫の診断にて気管支動脈塞栓術を施行.2009年2月下旬の某日とその4日後,二度にわたって咳嗽時にコイルが喀出されたため当院を受診.胸部CT上右主気管支にコイルの突出が疑われ,精査加療目的にて即日入院となった.気管支動脈塞栓術を施行後,開胸右S^2区域切除術を行った.結論.気管支動脈塞栓術後の気管支への瘻孔形成によりコイルの喀出をきたした極めて稀な症例を経験した.蔓状血管腫の根治的治療である右S^2区域切除術,瘻孔の修復術で改善を認めた.蔓状血管腫に対する塞栓術の適応・効果・合併症を含め,考察を加えて報告する.
収録刊行物
-
- 気管支学
-
気管支学 33 (2), 114-118, 2011
日本呼吸器内視鏡学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679728707200
-
- NII論文ID
- 110008609503
-
- NII書誌ID
- AN00357687
-
- ISSN
- 21860149
- 02872137
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
- Crossref
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可