子宮頸癌による肺癌性リンパ管症の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Pulmonary Lymphangitis Carcinomatosis from Cervical Carcinoma

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説明

背景.子宮頸癌による肺転移において,肺癌性リンパ管症を呈することは稀である.症例. 39歳,女性. 1か月前からの咳,発熱を主訴として当科を受診した.胸部画像所見にて,肺間質の肥厚像,縦隔,肺門リンパ節腫大がみられた.気管支鏡検査を施行し, TBLBにてリンパ管内に多数の悪性細胞がみられた.悪性細胞は2年前に診断,治療されていた子宮頸癌の肺転移と診断された.結語.子宮頸癌による肺癌性リンパ管症は稀な病態であるが,子宮頸癌の既往を持つ患者の間質影の鑑別疾患にあげるべきであり,診断にはTBLBが有用である.

収録刊行物

  • 気管支学

    気管支学 36 (5), 530-534, 2014

    日本呼吸器内視鏡学会

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