骨孔作成に工夫した陳旧性胸鎖関節前方脱臼に対する靭帯再建の1例

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説明

症例:58歳女性,右胸鎖関節前方脱臼を受傷し1年で疼痛が残存するため手術を行った.鎖骨は上下方向に,胸骨は胸骨前方から胸鎖関節へ2カ所の骨孔作成した後,半腱様筋腱を通して8字締結した.術後2年で症状は大幅に改善した.考察:本疾患で一般的に用いられる手術方法は,骨孔の作成時に大血管が近く危険が伴う.胸骨内側から胸鎖関節面へ向けて骨孔を作成した我々の方法は,安全で有用な手術方法であると考えられた.

収録刊行物

  • 肩関節

    肩関節 41 (3), 826-828, 2017

    日本肩関節学会

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