筋弛緩モニタリングの機器,モニタリング部位,モニタリングの実際

  • 北島 治
    日本大学医学部麻酔科学系麻酔科学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Neuromuscular Monitoring Equipment, Neuromuscular Monitoring Sites, Practical Neuromuscular Monitoring

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抄録

筋弛緩薬は神経筋接合部に作用する薬物だが,神経筋接合部に対する作用を直接的に測定する方法はない.そのため測定筋の支配神経を刺激し,筋の動きを測定,効果を推測することが,筋弛緩モニタリングである.モニタリング機器:TOF-Watch®が臨床では多く使用されている.モニタリング部位:尺骨神経刺激による母指内転筋反応を測定するのが一般的である.その他は皺眉筋,短母趾屈筋,咬筋があげられる.モニタリングの実際:刺激電極貼付時にアルコール綿で清拭脱脂し黒電極は末梢,白電極は中枢側に接続する.トランスデューサは動きに対して垂直になるように取り付け,皮膚温の低下に注意し,キャリブレーションを行う.

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