結節間溝形態と上腕二頭筋長頭腱所見<BR>-3D-CTと鏡視所見の検討-
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説明
鏡視下腱板修復症例における3D-CTによる結節間溝(BG)形態と上腕二頭筋長頭腱 (LHB) 鏡視所見との関連を検討した.対象は25例25肩.男性17例,女性8例で手術時平均年齢は63.5(44-74)歳であった.BG形態を野中らの方法に準じ5群に分類した.また,鏡視にてLHB病変の評価とhourglass test(HGT)を行い,それぞれを比較検討した.BG形態はType1:3例,Type2:4例,Type3:9例,Type4:8例,Type5:1例であった.Type2の4例中2例,Type3の9例中5例でLHB病変を認めた.一方Type4では8例中7例でそれを認め,完全断裂例はすべてType4であった.HGT(-)14例中4例でLHB病変を認めたのに対し,HGT(+)8例ではすべてLHB病変が認められた.BG形態や術中HGTの所見をふまえ,LHB病変への対処を選択する必要がある.
収録刊行物
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- 肩関節
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肩関節 38 (2), 637-640, 2014
日本肩関節学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679735224320
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- NII論文ID
- 130004695653
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- ISSN
- 18816363
- 09104461
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可