鏡視下バンカート修復術後経過におけるアンカー孔の変化について

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鏡視下バンカート修復術後のアンカー孔の変化をCT画像にて調査した.<BR>対象は26例で,使用アンカーはPanalok-Loop ®(PL)12例49個,Bioraptor ®(BR)7例42個,JuggerKnot ™(JK)6例18個であった.術後1か月以内と,術後6か月以上で撮影した3D-CT画像にてアンカー孔の大きさを計測し,その変化を縮小,不変,軽度拡大,拡大(1.5倍以上)に分類し評価した.<BR>術後6~10か月ではBR群でアンカー孔の縮小や不変が多く,PL群では拡大・軽度拡大が多かったが,JK群には一定の傾向はみられなかった.またPL群では術後平均12か月になると拡大が減り縮小が増える傾向があった.肩甲骨関節窩の時計面3~5時では拡大・軽度拡大が多く,1症例あたりの使用アンカー総数が少ない症例で拡大・軽度拡大が多い傾向が見られた.今後さらに症例を増やし,詳細な検討をする必要がある.

Journal

  • Katakansetsu

    Katakansetsu 38 (3), 831-834, 2014

    Japan Shoulder Society

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