リバース型人工肩関節置換術におけるCT画像評価の有用性<BR>-肩甲骨関節窩形態及びグレノイドコンポーネント設置位置を中心に-
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説明
リバース型人工肩関節置換術(以下RSA)において,術前の肩甲骨関節窩形態や術後のグレノイドコンポーネントの設置位置を正確に把握することは重要である.今回,RSAの術前・術後にCT評価を行い,肩甲骨関節窩形態やグレノイドコンポーネントの設置位置を評価したので報告する.対象は,14肩14症例.術前の肩甲骨関節窩傾斜角は5.7±8.5°で,術後のグレノイドコンポーネントの傾斜角は,-6.9±8.1°であった.術前の肩甲骨関節窩の前後捻角は,-1.2±8.5°で,術後のグレノイドコンポーネントの前後捻角は -2.1±9.2°であった.術後のグレノイドコンポーネントの下方への張り出しは,4.3±2.4mmであった.CTにて術前の肩甲骨関節窩形態や術後のグレノイドコンポーネントの設置評価が可能であった.
収録刊行物
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- 肩関節
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肩関節 40 (3), 1055-1058, 2016
日本肩関節学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679735313024
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- NII論文ID
- 130005494068
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- ISSN
- 18816363
- 09104461
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可