中心静脈カテーテル挿入4日後に椎骨動脈への誤挿入が判明した1症例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case in Which the Incorrect Insertion in the Vertebral Artery Became Clear Four Days after Inserting the Central Venous Catheter

この論文をさがす

説明

中心静脈カテーテル挿入は, 救急・集中治療領域において欠かすことのできない処置の一つであるが, 近年, そのカテーテル挿入・留置・管理に伴う事故はインシデント・アクシデントレポートとして取り上げられることも多い. 今回, 中心静脈カテーテルを挿入し, 4日後に椎骨動脈への誤挿入が判明した症例を経験した. 明らかな神経学的合併症を併発することはなかったが, 動脈穿刺, 動脈への薬剤誤注入などの機械的合併症は, 時に重篤な事態に至ることもある. そのため中心静脈カテーテルの挿入・留置に関する統一された適切な確認方法を確立し, また施行する医師も正しい知識, 合併症に対する認識を身につけることが重要である.

収録刊行物

参考文献 (7)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ