両腋窩神経麻痺と両腱板断裂を合併した両肩関節前方脱臼の1例
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抄録
両肩関節前方脱臼に両腋窩神経麻痺を伴う両肩腱板断裂を合併した症例に,右肩の手術的加療を行った.腋窩神経麻痺の改善は受傷後2.5ヶ月で認めたが,拘縮が強く受傷後6ヶ月で拘縮解除,7ヶ月で直視下にパッチ閉鎖術(腸脛靭帯)を行った.術後18ヶ月の可動域,MRI所見は左右同等であったが保持耐久力は右肩が勝っていた.腋窩神経麻痺は自然回復が見込まれるため,治療成績向上には早期に腱板再建を行うことが望まれる.
収録刊行物
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- 肩関節
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肩関節 38 (2), 742-746, 2014
日本肩関節学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679735592320
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- NII論文ID
- 130004695678
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- ISSN
- 18816363
- 09104461
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可