ビーチチェア位での肩関節鏡手術後に圧迫性脱毛症を呈した2症例

  • 日山 鐘浩
    東京医科歯科大学大学院運動器外科学
  • 吉村 英哉
    川口工業総合病院整形外科
  • 荻内 隆司
    川口工業総合病院整形外科
  • 水野 樹
    順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター麻酔科・ペインクリニック

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説明

症例は27歳の女性と25歳の男性.両症例とも肩関節不安定症に対して,全身麻酔下にT-MAXビーチチェア®(スミス・アンド・ネフューエンドスコピー株式会社,東京都)を使用したビーチチェア位で鏡視下Bankart修復および直視下Latarjet法を施行した.術後1カ月目,後頭部に圧迫性脱毛症を認めた.圧迫性脱毛症の原因として,術中のディスポーザブル・フェイス・マスクとヘッドレストを使用した頭部固定法による32mmHg以上の外圧力と,4時間以上の圧迫時間が考えられた.

収録刊行物

  • 肩関節

    肩関節 39 (3), 831-833, 2015

    日本肩関節学会

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