シートベルト損傷による三角筋皮下断裂の1例

DOI

この論文をさがす

抄録

外傷性の三角筋皮下断裂は稀な疾患である.シートベルト損傷による極めて稀な三角筋皮下断裂の1例を経験した.症例は36歳,男性,主訴は右肩痛である.交通事故で右肩を負傷し前医で保存的に治療されていたが,疼痛が持続したため外科的治療を行った.三角筋が鎖骨起始部より断裂しており,旧位への縫着を試みたが短縮して困難であったため烏口突起に縫着した.術後2か月で疼痛は消失し機能的に良好な改善が得られた.

収録刊行物

  • 肩関節

    肩関節 39 (3), 841-843, 2015

    日本肩関節学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ