バットハーフスイングで肩関節後方亜脱臼を生じた野球選手の2例

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説明

バットハーフスイングで肩関節後方亜脱臼を生じた野球選手2例を経験した.診察所見,MRA画像より後方関節唇損傷による後方不安定症と診断した.2例とも鏡視下後方関節唇修復術を行い6および7ヶ月後に競技復帰を果たした.ハーフスイングのような軽微な外傷でも後方不安定症を発症することがあるため,このような病態を念頭に置き,詳細な診察およびMRA撮影による早期の診断が重要と考えられた.

収録刊行物

  • 肩関節

    肩関節 39 (3), 834-837, 2015

    日本肩関節学会

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