肩峰下インピンジメント症候群患者と健常者の肩関節回旋動作の比較<BR>Cine-MRIによる評価

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肩峰下インピンジメント症候群患者の肩関節内外旋動作をCine-MRIで撮像し,健常者と比較検討.対象は患者群83名93肩,健常群は22名44肩.MRIはSigna 1.5T,撮像はTrue FISP法で実施.上腕骨頭中心を通る軸位画像で肩関節外転0度での内外旋自動運動20秒間一往復の動作を評価.評価項目はCine-MRI上の回旋可動域,関節適合性,回旋制限の有無を健常群と患者群で比較,患者群では回旋制限パターン別にUCLAスコアを比較.関節適合性不良は患者群にのみ7肩が認められた.回旋可動域は患者群が有意に小さかった.回旋制限パターン別では制限無し群43肩,内旋制限群5肩,外旋制限群30肩,回旋可動域制限群15肩であり,UCLAスコアは制限なし群で最も高く,外旋制限群が最も低かった.肩峰下インピンジメント症候群患者では肩関節回旋機能低下が認められ,特に外旋機能低下は肩関節障害が強かった.

Journal

  • Katakansetsu

    Katakansetsu 39 (3), 769-772, 2015

    Japan Shoulder Society

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