腱板大・広範囲断裂に対する鏡視下Surface-holding法の工夫
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説明
大・広範囲腱板断裂に対する鏡視下Surface-holding法(SH法)でmedialization手技と術後の固定期間延長が治療成績に及ぼす影響を検討した.<BR> 鏡視下SH法を行った45肩をSSP~ISP/TM断裂前後径20mm以上で従来の固定期間(6週)のEarly群16肩,medializationを行い,固定期間を8週に延長したLate群29肩に分け,術前と術後最終観察時のJOA scoreと術後1年以降に行ったMRIで再断裂の有無を評価した.<BR> 術後JOA scoreは術前に比し,両群とも有意に改善していた(Early群;65.3→89.1点,Late群;62.6→88.3点).再断裂率はEarly群31.3%に対してLate群は10.3%と減少したが有意差はなく,typeⅢ以上でみるとEarly群56.3%からLate群 17.2%と有意に減少した.<BR> 鏡視下SH法で手術手技と後療法を工夫し,修復腱板のqualityは改善した.
収録刊行物
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- 肩関節
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肩関節 40 (3), 965-968, 2016
日本肩関節学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679736264192
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- NII論文ID
- 130005494220
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- ISSN
- 18816363
- 09104461
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可