書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Postdural Puncture Headache after Cesarean Section Successfully Treated with Caffeine
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説明
<p>症例は31歳の女性.低置胎盤に対し帝王切開術が予定され,硬膜外麻酔併用脊髄くも膜下麻酔にて麻酔管理した.手術翌日に頭高位に伴い激しい後頭部痛が出現し,硬膜穿刺後頭痛(PDPH)と診断した.安静臥床,非ステロイド性抗炎症薬,輸液負荷,硬膜外生理食塩水持続注入はいずれも無効であった.そこで,カフェインを経静脈投与したところ,頭痛は劇的に軽減し,歩行も可能となった.その後,徐々に投与量を漸減し,最終的に投与を中止したが頭痛の再燃はなく,問題なく退院した.帝王切開術後のPDPHの薬物療法として,カフェインは母子に対して安全に投与でき,治療薬の選択肢の一つとなる可能性が示唆された.</p>
収録刊行物
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- 日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会誌 37 (1), 33-36, 2017
日本臨床麻酔学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679737064832
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- NII論文ID
- 130005345141
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- ISSN
- 13499149
- 02854945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可