維持血液透析患者における心臓血管外科術後の嫌気性代謝閾値強度での運動処方の検討

DOI オープンアクセス
  • 矢部 広樹
    聖隷クリストファー大学リハビリテーション学部理学療法学科 医療法人偕行会 名古屋共立病院リハビリテーション課
  • 河野 健一
    国際医療福祉大学成田保健医療学部理学療法学科
  • 森山 善文
    医療法人偕行会 名古屋共立病院ウェルネスセンター

書誌事項

タイトル別名
  • Prediction of Anaerobic Threshold after Cardiovascular Surgery in Hemodialysis Patients

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説明

<p>【目的】心大血管術後の透析患者におけるAT 強度以下の処方心拍数を,Karvonen 法と安静時心拍数に定数を加算する方法(HRrest+α)から検討した。【方法】心大血管術後の透析患者16 名に対し心肺運動負荷試験を実施し,AT 時の心拍数(以下,HRAT)を測定した。そして各処方式の負荷定数を変化させて求めた処方心拍数とHRAT の信頼性を級内相関係数(以下,ICC)で検討した。また各定数で求めた処方心拍数がHRAT を超える割合(%over AT)も算出した。【結果】透析群においてKarvonen 法でk = 0.13,HRrest+α α = 11 の定数で求めた処方心拍数は,HRAT とのICC がそれぞれ0.9 と0.92 であり,%over AT が36.8% と15.8% であった。【結語】α = 11 で求めるHRrest+α の処方心拍数は,心大血管術後の透析患者において,AT 強度を超えない範囲での運動強度になると考えられる。</p>

収録刊行物

  • 理学療法学

    理学療法学 43 (5), 397-403, 2016

    一般社団法人日本理学療法学会連合

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679737726848
  • NII論文ID
    130005431683
  • DOI
    10.15063/rigaku.11125
  • ISSN
    2189602X
    02893770
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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