北太平洋表層域におけるダルマザメの出現

書誌事項

タイトル別名
  • Occurrence of the cookiecutter shark Isistius brasiliensis in surface waters of the North Pacific Ocean.

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説明

1980年から1985年の6年間に, 大目流し網, サケマス流し網, イカ流し網をそれぞれ使用した調査合計293地点のうち43地点で合計103尾のダルマザメIsistius brasiliensisを採集した.これらは北緯23度から北緯38度30分, 東経146度から西経131度に及ぶ広い海域で夜間に表層で採集された.この海域はこれまでダルマザメが報告されている海域よりさらに北方である.測定した雌の全長は337から520mmであり, 雄は368から418mmであった.雌の卵巣重量は全長460mm以上で急激に増加し子宮内に卵を持つ個体が出現した.子宮内卵は両子宮あわせて合計6-12個で最大卵径22mmであった.雄は解剖した15個体中9個体に精液が観察された.採集地点の水温は18°から26℃までであった.

収録刊行物

  • 魚類学雑誌

    魚類学雑誌 37 (1), 60-63, 1990

    The Ichthyological Society of Japan

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679739667584
  • NII論文ID
    130004019022
  • DOI
    10.11369/jji1950.37.60
  • ISSN
    18847374
    00215090
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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