書誌事項
- タイトル別名
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- Analysis of Acquired Stuttering in a Case of Transcortical Motor Aphasia (TCMA) Following Medial Frontal Lobe Injury.
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説明
49歳の右利き女性。脳出血後,超皮質性運動失語を呈した。MRI にて左前頭葉内側面,前部帯状回の一部および脳梁体部の損傷が認められた。本研究の目的は speech dysfluency を分析することであった。本例の speech dysfluencyはstuttering と診断され,脳病変による neurogenic stuttering と精神的ストレスによる psychogenic stuttering の両面の特徴を有すると考えられた。本例の neurogenic stuttering の発現メカニズムについては,脳梁体部の損傷による左右大脳半球の disconnection に加え,前頭前野と前補足運動野の損傷により,基底核の神経機構が破綻した結果と考えられ,大脳皮質—基底核—視床—大脳皮質の運動系ループの関与が示唆された。
収録刊行物
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- 失語症研究
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失語症研究 20 (4), 327-336, 2000
日本失語症学会 (現 一般社団法人 日本高次脳機能学会)
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679739930752
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- NII論文ID
- 130004482530
- 10009546729
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- NII書誌ID
- AN00329488
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- ISSN
- 18806716
- 02859513
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可