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- 芝 大介
- 慶應義塾大学医学部眼科学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- Theory and practice of selective laser trabeculoplasty
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説明
緑内障の治療は眼圧下降が唯一エビデンスのある治療であり,点眼薬と外科的治療が主に行われてきた.選択的光加熱分解を応用した選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)の実用化により,組織破壊を伴わず再照射による治療も可能なレーザー眼圧下降治療が完成した.Qスイッチ発振による波長532nmのNd:YAGレーザーを用いており,レーザー照射は数分で完了する.有効率は70%の程度で,眼圧下降率は20~30%となっている.一度の照射で効果は長期に持続し,最も強力な点眼薬一剤に匹敵する眼圧下降効果が認められている.初期治療として点眼薬でなくSLTを選択することも検討されており,今後の広い普及が期待される.
収録刊行物
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- 日本レーザー医学会誌
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日本レーザー医学会誌 28 (2), 171-175, 2007
特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679743630464
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- NII論文ID
- 130004491998
- 10019728836
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- NII書誌ID
- AN0035795X
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- ISSN
- 18811639
- 02886200
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可