エバネッセント場を利用した細胞‐材料表面間の相互作用解析

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  • Analysis of Interactions Between Cell and Material Surface Using Evanescent Field

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抄録

人工材料表面への細胞の接着は医療やバイオテクノロジーへの応用において重要である.材料への細胞の挙動を理解するために,様々な官能基を有するアルカンチオールの自己組織化単分子膜(SAM)をモデル表面として用い,SAMへのタンパク吸着の解析を表面プラズモン共鳴(SPR)法で,細胞接着過程の観察を全反射蛍光顕微鏡(TIRFM)を用いて行った.材料が体液と接触すると,即座にタンパク質が材料表面に吸着し,続いて細胞接着が起こる.このため,吸着タンパクの量,組成,配向などが細胞接着に大きく影響を与える.SAM,SPR,TIRFMの3つの手法は,細胞-表面間相互作用の研究に有用であると思われる.

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