-
- 吉田 格
- 吉田歯科診療室デンタルメンテナンスクリニック
書誌事項
- タイトル別名
-
- Application of Diode Laser in Periodontal Treatment
この論文をさがす
説明
<p>歯科領域で頻用される半導体レーザーは,波長810 nm のものである.その波長特性は水分に影響されず,色の濃い物質に吸収され温熱効果を発現することである.理論的には生体に照射すると表層を透過し深部にまで達する.しかしチップ先端で生じる連続する乱反射により,チップ自体も高熱を発する.したがって組織がファイバーと接触すると,レーザーが組織に吸収され発熱する以前にチップの熱が先に組織に伝導し,切開や蒸散が発現する.装置は小型・軽量・省電力で,石英ファイバーにて導光されるのが一般的である.軟組織切開に頻用され,特に歯肉の細かい整形性に優れる.また低出力時においては治癒促進や疼痛緩和作用が発現する.以上を踏まえ,本稿では歯周治療における半導体レーザーの現状と可能性について考察する.</p>
収録刊行物
-
- 日本レーザー医学会誌
-
日本レーザー医学会誌 38 (2), 153-157, 2017
特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679744370304
-
- NII論文ID
- 130006163776
-
- ISSN
- 18811639
- 02886200
-
- 本文言語コード
- en
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可