-
- 朝貝 芳美
- 信濃医療福祉センター 整形外科
書誌事項
- タイトル別名
-
- Application of LLLT in patients with cerebral palsy of the adult tension athetosis type
この論文をさがす
説明
緊張性アテトーゼ型脳性麻痺例は四肢体幹の筋緊張による運動機能障害がみられ,頚部や背部の不随意運動や疼痛は多くの例でみられる.従来,効果的な保存療法はなく成人例に対する機能訓練にも限界があった.今回は,頚背部痛に対して治療に難渋していた成人緊張性アテトーゼ型脳性麻痺25例に対して筋緊張のみられる顔面,頚部,四肢体幹にLLLT(波長830nm, 出力60mW,連続波)を施行した.筋緊張の改善は24例にみられ,疼痛の軽減は25例(著効7例,有効12例,微効6例)にみられた.LLLTは副作用がなく,これまで有用な治療のなかった成人緊張性アテトーゼ型脳性麻痺例の筋緊張由来の疼痛を軽減し,QOLを高めるための新しい治療法として有用である.
収録刊行物
-
- 日本レーザー医学会誌
-
日本レーザー医学会誌 28 (1), 74-76, 2007
特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679744658560
-
- NII論文ID
- 10019922049
-
- NII書誌ID
- AN0035795X
-
- ISSN
- 18811639
- 02886200
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可