書誌事項
- タイトル別名
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- <I>Radiofrequency ablation of subepicardial accessory pathway from the middle cardiac vein</I>
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説明
症例は顕性WPW症候群の18歳男性.1年前当院で施行した心内膜側からのアブレーションは不成功であった.12誘導心電図上II誘導のデルタ波の極性は陰性で, 心外膜下の副伝導路が示唆された.室房伝導の心房最早期興奮部位は冠静脈洞 (CS) の近位部であつた.CS, 中心臓静脈 (MCV) を逆行性に造影後, 電極力テーテルで, 三尖弁輪部, CS, MCVの順にマツピングを行った.MCV内で巨大なKent電位が記録され, 双極および単極電位上, 最も大きくKent電位が記録できる部位で高周波通電した.計2回の通電により副伝導路のアブレーションに成功した.通電前および通電中に右冠動脈造影を行い, 合併狭窄のないことを確認した.その後はデルタ波や頻拍発作の再発を認めていない.静脈内通電は種々の合併症が危惧されるが, 慎重なアプローチによりアブレーション可能と考えられた.
収録刊行物
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- 心電図
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心電図 20 (2), 145-151, 2000
一般社団法人 日本不整脈心電学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679748987776
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- NII論文ID
- 130004245036
- 10007073608
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- NII書誌ID
- AN00358282
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- ISSN
- 18842437
- 02851660
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可