Romano‐Ward症候群におけるQT延長,T波の変化の成因に対する検討

書誌事項

タイトル別名
  • Study for an etiology of QT extension in the Romano-Ward syndrome and in change of a T wave.
公開日
1991
DOI
  • 10.5105/jse.11.446
公開者
一般社団法人 日本不整脈心電学会

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説明

Romano-Ward症候群1例に対して安静時および運動負荷時の体表面心電位図を施行し, また本症に対する交感神経の役割をI123-metaiodobenzylguanidine (MIBG) 心筋シンチグラムを用いて, これらについて検討した.安静時では体表面心電位図にQT延長は認められるものの, QRS, T波等電位図および面積マップは正常であり, MIBGの心室内分布もほぼ均一であった.一方, 運動負荷時には体表面心電位図にて側胸部を除き胸壁全体に広範なT波の逆転を認め, MIBGは左室側壁領域により多く集積した.以上より, 本例では安静時のQT延長は心室各所における心筋興奮持続時間が生理的較差を保ちながら, ほぼ均一に延長しているためと考えられ, 一方, 運動負荷時には心室各所に対する交感神経作用の不均一性, 再分極過程の不均一化が生じ, これがT波の異常に直結する可能性が示唆された.

収録刊行物

  • 心電図

    心電図 11 (4), 446-452, 1991

    一般社団法人 日本不整脈心電学会

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