心房細動治療におけるβ遮断薬の魅力:レート&リズムコントロール

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タイトル別名
  • The attractiveness of beta-blockers for the treatment of atrial fibrillation : rate & rhythm control

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説明

心房細動(AF)の治療においては,心拍数調節治療(レートコントロール)と洞調律維持治療(リズムコントロール)に差がないことが複数の大規模臨床試験で示されて以降,レートコントロールの重要性が再認識され,治療薬としてβ遮断薬が注目を集めている.レートコントロールで使用されるβ遮断薬は,β受容体遮断作用が強く,内因性交感神経刺激作用を有さず,脂溶性であることなどが望ましい.なお,自覚症状のあるAF患者に対しては,リズムコントロールが有用である.AFに対する治療においては,症状の有無や発症要因を考慮し,適切な薬剤を選択することが重要である.

収録刊行物

  • 心電図

    心電図 32 (2), 199-201, 2012

    一般社団法人 日本不整脈心電学会

参考文献 (9)*注記

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