飼料から分離したFusarium代謝産物の遺伝毒性

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タイトル別名
  • Detection of genetic toxicity in secondary metabolites of Fusarium strains isolated from domestic animal feeds

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抄録

飼料から分離した8種53株のFusarium の培養抽出物について、Salmonella を用いた変異原性試験を実施したところ、5種13株の培養物から強い変異原性を検出した。これらは同一物質と推定されたので、特に強い変異原性を示した菌株について、さらにヒト末梢血リンパ球を用いる染色体異常試験と、マウスを用いる優性致死試験を実施した。その結果、ヒト末梢血リンパ球に対しては染色分体型の異常を誘発し、マウスに対しては後期精子細胞から成熟精子の時期に優性致死を誘発することが確認され、Fusarium 培養物中に含まれる物質はヒトならびに哺乳動物に対して遺伝毒性を誘発する可能性が示唆された。

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