韓国における出生数の季節変動について
書誌事項
- タイトル別名
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- <I>Seasonality of birth in Korea</I>
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説明
韓国の人口動態統計を資料として1982年1月から1991年12月の月別出生数の季節変動について古典的な時系列分析の手法を用いて解析を行った.出生数の季節変動は2月の巨大な山と秋 (9月-11月) の小さな山を持つ2峰性のパターンを示した.関連が考えられる要因のうち, 結婚の季節変動について出生の季節変動との関連を分析した.一致度の検定の結果によると, 2つの時系列はその月間の変動に10ヵ月の時差をおいて, 統計学的に有意の一致性を認めた.この結果は韓国においては, 結婚の季節性が出生の季節変動をもたらしている要因の一つであることを示している。しかしながら, 韓国の出生のデータの特徴を説明するためには, 生気象学的要因を含め, その他の要因についてさらに分析されることが必要である.
収録刊行物
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- 日本生気象学会雑誌
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日本生気象学会雑誌 31 (4), 183-188, 1994
日本生気象学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679765394560
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- NII論文ID
- 130003818827
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- ISSN
- 13477617
- 03891313
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可