SPIO造影MRIにて低信号を呈した高分化型肝癌の1例

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タイトル別名
  • A Case of Well Differentiated Hepatocellular Carcinoma Showing Hypointense Enhancement, Relative to The Surrounding Liver Parenchyma with Superparamagnetic Iron Oxide-Enhanced Magnetic Resonance Images

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説明

患者は47歳, 男性. 近医で腹部超音波検査上, 腫瘍性病変を指摘され, 当科に紹介入院となった. Superparamagnetic Iron Oxide 造影 Magnetic Resonance Images (SPIO 造影MRI) にて腫瘍は周囲非癌部と比較して低信号を呈した. 組織学的には腫瘍は高分化型肝癌と診断された. 肝類洞内 Kupffer 細胞を認識するCD68染色を施行したところ, 癌部では非癌部と比較し, CD68染色陽性細胞数の増加が認められ, 高分化型肝癌結節では Kupffer 細胞数が増加する可能性が自験例より示唆された.

収録刊行物

  • 肝臓

    肝臓 44 (4), 150-156, 2003

    一般社団法人 日本肝臓学会

参考文献 (16)*注記

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