ペグインターフェロンα２ａ隔週単独投与開始後に腫瘍の消失を認めた慢性Ｃ型肝炎合併高度進行肝癌の２例

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タイトル別名
  • Two cases of advanced hepatocellular carcinoma successfully treated with Peg-INF.ALPHA.2a once every 2 weeks as a single agent
  • 症例報告 ペグインターフェロンα2a隔週単独投与開始後に腫瘍の消失を認めた慢性C型肝炎合併高度進行肝癌の2例
  • ショウレイ ホウコク ペグインターフェロン アルファ 2a カクシュウ タンドク トウヨ カイシ ゴ ニ シュヨウ ノ ショウシツ オ ミトメタ マンセイ Cガタ カンエン ガッペイ コウド シンコウ カンガン ノ 2レイ
  • Two cases of advanced hepatocellular carcinoma successfully treated with Peg-INFα2a once every 2 weeks as a single agent

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抄録

集学的治療にて治療困難となった肝癌がペグインターフェロン（Peg-IFN）α2a単独隔週投与中に消失した2例を報告する．<br> 症例1：71歳，女性．2004年1月S7部分切除．14カ月後に再発が出現し，肝動脈化学塞栓療法（TACE），経皮的エタノール注入療法（PEIT），肝動注化学療法（TAI）が繰り返し施行されたが制御困難となり，2008年3月にAFP 75738 ng./ml まで上昇した．Peg-IFNα2a 180 μg隔週単独投与を開始後AFPは急速に低下し，24週目には25.8 ng/ml となり，腫瘍は消失した．<br> 症例2：78歳，男性．2007年6月S7部分切除．6カ月後に両葉に多発性再発と肝表面への播種が出現した．TAIを4回施行されたが，制御困難となった．2009年3月よりPeg-IFNα2a 90 μgの隔週投与を開始後，CT上腫瘍が著明に縮小し，11月以降消失している． <br>

収録刊行物

  • 肝臓

    肝臓 52 (5), 303-313, 2011

    一般社団法人　日本肝臓学会

被引用文献 (1)*注記

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