薬疹の内服誘発テスト

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  • ヤクシン ノ ナイフク ユウハツ テスト

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Abstract

薬剤の内服テストにおいては心因反応を除去するために, 最初に乳糖のような偽薬を投与する。 その後に患者が服用していた薬剤を投与する。その初回投与量は, 発疹の広狭, 全身症状の重篤度などを勘案して, 常用量の1/10量あるいはそれ以下の量としたり, また常用量そのものを投与する。陰性の場合には, 常用量の連続投与を行う。陽性と判定するためには急性期と同じ形態の発疹を確認する必要がある。連続投与で陰性と判定するためには, 患者が該当薬剤を内服していた日数を投与する。なお, 原因薬剤決定法として, しばしば消去法も行なわれているが, 全ての薬剤を投与するのでないかぎり, 最初の発疹が薬疹かどうか不明であるので, 原因薬剤を決定しうるとは考え難い。

Journal

  • Skin research

    Skin research 20 (3), 431-435, 1978

    Meeting of Osaka Dermatological Association

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