昭和55年黒皮症新患患者におけるパッチテスト

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  • ショウワ 55ネン コクヒショウ シン カン カンジャ ニ オケル パッチ テ

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昭和54年12月1日から昭和55年11月末日までの期間に名古屋大学医学部附属病院分院皮膚科を受診した黒皮症新患患者13例を対象としパッチテスト結果をまとめた。54年までのデーターと比較し (1) 黒皮症新患患者の急激な減少, (2) タール色素陽性例の減少, (3) 香料およびその他のアレルゲン陽性例の増加, が認められた。メイクアップ化粧品の陽性例の割合が減少したのも特徴であった。0.1%PANは13例中5例に陽性を示し, いぜんとして感作率が高いことが判明した。5%ベンチルサリチレート, 10%ヒドロキシシトロネラール, 1%シンナミックアルコール, 5%BMCの陽性例が認められた。2%イルガサンCF3の陽性例の減少が顕著であった。化粧品に陽性を示さない例が3例認められた。

Journal

  • Skin research

    Skin research 23 (4), 417-420, 1981

    Meeting of Osaka Dermatological Association

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