書誌事項
- タイトル別名
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- Laparoscopic Duodenoduodenostomy for Duodenal Atresia: Our Operative Technique
- 症例報告 当科で経験した先天性十二指腸閉鎖症に対する腹腔鏡下ダイアモンド吻合術
- ショウレイ ホウコク トウ カ デ ケイケン シタ センテンセイ ジュウニシチョウ ヘイサショウ ニ タイスル フククウキョウ カ ダイアモンド フンゴウジュツ
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抄録
当科で施行した先天性十二指腸閉鎖症に対する腹腔鏡下ダイアモンド吻合術の経験から,腹腔鏡手術の手技を中心に報告する.症例は在胎38 週2 日,2,108 g で出生した1 生日の女児.出生後の腹部レントゲン単純写真でdouble bubble sign を認めたため,本症と診断され腹腔鏡下手術を選択した.術者は患者右側に,助手は患者左側に位置し,臍高よりやや頭側を底辺とする逆台形型の5 ポートで行った.まず小腸および横行結腸を患者左側に排除し,Kocherization の後,十二指腸水平部を同定した.水平部から下行部へ剥離を進めると,容易に十二指腸の閉鎖部が同定可能であった.口側十二指腸に横切開2 cm を,肛門側十二指腸に縦切開2 cm を置き,後壁は単結節縫合で,前壁は連続縫合でダイアモンド吻合を行った.当科の術式は視野展開を十分に行うことを重視しており,安全かつ確実な方法である可能性が示唆された.
収録刊行物
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- Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons
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Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 52 (4), 963-966, 2016
特定非営利活動法人 日本小児外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679777498368
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- NII論文ID
- 130005157622
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- NII書誌ID
- AN00192281
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- ISSN
- 21874247
- 0288609X
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- NDL書誌ID
- 027505988
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可