タール系色素20種のパッチテスト成績

小林 美恵, 滋野 広, 福田 金寿, 早川 律子

doi:10.11340/skinresearch1959.20.245

タール系色素20種のパッチテスト成績

DOI Web Site

小林美恵

名古屋大学医学部皮膚科教室
滋野広

名古屋大学医学部皮膚科教室
福田金寿

名古屋大学医学部皮膚科教室
早川律子

名古屋大学医学部附属病院分院皮膚科

書誌事項

タイトル別名

タールケイシキソ 20シュノパッチテストセイセキ

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抄録

頻用されている20種23ケのタール系色素のパッチテストを行い, 正常群と患者群 (黒皮症, 肝斑, 皮膚炎) での各色素の陽性率を算出して検討した。正常群・患者群共に, Y-204 (R) に高値を示し, 正常群でも20%近い陽性率を呈した。 R-225 (R) は, 黒皮症に特異的に高率を呈し, R-219と交叉感作が認められた。以上より, 使用を避けるべき色素として, 今年度は, R-225, Y-204をあげる。