エタノールロック療法によりサルベージし得た小児カテーテル関連血流感染症の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Use of Ethanol Locks to Treat Recurrent Central Line Sepsis
  • 症例報告 エタノールロック療法によりサルベージし得た小児カテーテル関連血流感染症の1例
  • ショウレイ ホウコク エタノールロック リョウホウ ニ ヨリ サルベージ シエタ ショウニ カテーテル カンレン ケツ リュウカンゾメショウ ノ 1レイ

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説明

Home parenteral nutrition(以下HPN)施行症例において中心静脈カテーテルは生命維持に必要不可欠である.Catheter-related blood stream infection(以下CR-BSI)は中心静脈カテーテルを管理する上で最も注意すべき合併症のひとつである.一旦感染を引き起こすとカテーテルを抜去せざるを得ず,これをいかに予防・治療するかが極めて重要な問題である.症例は8歳男児.Hirschsprung病類縁疾患による短腸症候群に対してHPNを施行している.CR-BSIを繰り返し発症するためエタノールロック療法を導入したところ,中心静脈カテーテル内に定着していたStenotrophomonas maltophiliaが速やかに消失し,CR-BSIを治癒せしめることができた.今回我々が行ったエタノールロック療法について文献的考察を加えて報告する.

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参考文献 (17)*注記

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