高炉スラグ微粉末を大量使用した環境配慮コンクリートの曝露試験および室内試験における耐久性

  • 宮原 茂禎
    大成建設株式会社 土木技術研究所土木構工法研究室(〒245-0051神奈川県横浜市戸塚区名瀬町344-1)
  • 荻野 正貴
    大成建設株式会社 土木技術研究所土木構工法研究室(〒245-0051神奈川県横浜市戸塚区名瀬町344-1)
  • 大脇 英司
    大成建設株式会社 土木技術研究所土木構工法研究室(〒245-0051神奈川県横浜市戸塚区名瀬町344-1)
  • 中村 英佑
    国立研究開発法人土木研究所 先端材料資源研究センター材料資源研究グループ(〒305-8516茨城県つくば市南原1-6)

書誌事項

タイトル別名
  • DURABILITY OF ENVIRONMENTAL-FRIENDLY CONCRETE EVALUATED FROM EXPOSURE TEST AND INDOOR TEST

抄録

<p>高炉スラグ微粉末をカルシウム系の刺激材で硬化させた環境配慮コンクリートについて20ヶ月間の曝露試験を実施し、室内での促進中性化試験や塩水浸せき試験の結果との比較により、実環境における強度発現、中性化や塩害に対する耐久性を評価した。環境配慮コンクリートは混和材を多量に使用しているにもかかわらず初期強度が高く、長期の強度増進は比較的小さいこと、実環境における中性化速度係数を促進試験結果に基づいて安全側に推定できること、実環境で中性化と塩化物イオン浸透の複合の作用を受ける場合にも高い塩化物イオンの浸透抵抗性を有することが確認された。</p>

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