フライアッシュ、石灰石微粉末、石こう及び浸漬温度が硫酸塩劣化に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECT OF ADDITION OF FLY ASH, LIMESTONE POWDER AND GYPSUM AND TEMPERATURE ON THE SULFATE RESISTANCE OF MORTAR

抄録

硫酸ナトリウム及び硫酸マグネシウムでは、硫酸塩劣化のメカニズムが異なる。硫酸塩劣化の抑制効果があるといわれている石灰石微粉末、フライアッシュ及び石こうを混和し、浸漬温度を20℃のほかに、40℃、60℃に変更し、8mm角のモルタル小片を用いた試験方法により、モルタルの硫酸塩劣化での変状に及ぼす影響について検討を行った。硫酸ナトリウム溶液浸漬では、フライアッシュ及び石こうの混和が硫酸塩抵抗性を向上させた。主としてエトリンガイトの生成による劣化のため、高温浸漬では劣化が抑制された。硫酸マグネシウム溶液浸漬においては、硫酸ナトリウム浸漬に比べて効果は小さくなるが、フライアッシュ及び石こうの混和、高温浸漬による硫酸塩抵抗性の向上が認められた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679806033408
  • NII論文ID
    130005129389
  • DOI
    10.14250/cement.68.389
  • ISSN
    21873313
    09163182
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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