ポリカルボン酸系分散剤の化学構造が炭酸カルシウムへの吸着挙動と懸濁液の粘性に及ぼす影響

DOI 参考文献6件 オープンアクセス
  • 森田 大志
    北海道大学 大学院工学院環境循環システム専攻
  • 後藤 卓
    北海道大学 大学院工学院環境循環システム専攻
  • 名和 豊春
    北海道大学 大学院工学研究院環境循環システム部門

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECT OF THE STRUCTURES OF POLYCARBOXYLATE-BASED DISPERSANT ON THE VISCOSITY OF CaCO<sub>3</sub> SUSPENSION AND THE ADSORPTION CHARACTER OF DISPERSANT ON CaCO<sub>3</sub>

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説明

ポリカルボン酸系分散剤(以下、PC)の化学構造が、炭酸カルシウム(以下、CC)懸濁液の粘性低減効果とPC吸着量との関係に及ぼす影響を検討した。この結果、水和反応を生じないCC系においては、モノマーユニット換算でのPC吸着量あたりの粘性低減効果はPCの主鎖長に依らず等しく、側鎖に関しては長いPC程高い効果を発揮することが明らかとなった。さらに、レオロジー的アプローチによる吸着層厚の推定および、CC表面錯体反応の考慮によるPC吸着サイト分布の計算の併用によりPCの吸着形態を検討した結果、側鎖の短いPCはPC同士が凝集した状態でCC表面に吸着することで厚い吸着層を形成している可能性が示唆された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679806355072
  • NII論文ID
    130004745806
  • DOI
    10.14250/cement.67.579
  • ISSN
    21873313
    09163182
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • OpenAIRE
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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