長期間硫酸浸漬したコンクリート内部の変質

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  • 河合 研至
    広島大学 大学院工学研究院社会環境空間部門(〒739-8527広島県東広島市鏡山1-4-1)
  • 小川 由布子
    広島大学 大学院工学研究院社会環境空間部門(〒739-8527広島県東広島市鏡山1-4-1)
  • 坪根 圭佑
    広島大学 大学院工学研究科社会基盤環境工学専攻(〒739-8527広島県東広島市鏡山1-4-1)
  • 山口 佳紀
    広島大学 大学院工学研究科社会基盤環境工学専攻(〒739-8527広島県東広島市鏡山1-4-1)

書誌事項

タイトル別名
  • DEGRADATION OF CONCRETE IMMERSED IN SULFURIC ACID FOR A LONG TERM

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説明

<p>コンクリートの硫酸劣化においては、高濃度の硫酸を用いて比較的短期間の浸漬試験結果に基づき、侵食深さなど暴露面付近の劣化性状を評価している研究事例が多い。しかし、劣化によって生成されるFe層付近の変質まで検討している研究事例は少ない。本研究では、劣化が見られる実構造物における硫酸濃度に近いpH=1、pH=2の硫酸を用い、1,600日の長期にわたるコンクリートの硫酸浸漬試験を実施した。その結果、Fe層以深まで硫酸が浸透していることが確認され、酸としての水和物の分解とともに硫酸イオンによる二水石膏の生成が進行していることが明らかとなった。</p>

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