肺腫瘤を初発としたHodgkin病の1例

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  • A CASE OF HODGKIN'S LYMPHOMA OF THE LUNG

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抄録

47歳, 男性.昭和59年12月, 左肺にcoin lesionを指摘され本学第一内科受診.諸検査の結果hamartomaを疑われ, 昭和60年3月左肺S3領域の部分切除術施行.病理組織像でHodgkin病・nodular sclerosisと診断され, 同年4月16日第二内科に転科した.理学的に表在リンパ節および肝脾は触知しない.リンパ管造影でTh11~12のリンパ節にfilling defectを認めたが, Gaシンチ, CTでは確認されなかった.病期分類stage II Eと考え, vincristine, procarbazine hydrochloride, methotorexate, prednisoloneによる多剤併用療法を行い, 現在, 外来管理中である.non-Hodgkinリンパ腫と異なりHodgkin病がリンパ節以外に初発することは稀で, 肺に初発したことは特記すべきことである.

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