アスペルギルス心筋炎により死亡した急性骨髄性白血病の一例

書誌事項

タイトル別名
  • A CASE OF ACUTE MYELOGENEOUS LEUKEMIA WITH GIGANTIC THROMBUS IN THE LEFT VENTRICLE AND MYOCARDITIS BY ASPERGILLUS
  • アスペルギルス心筋炎により死亡した急性骨髄性白血病の1例
  • アスペルギルス シンキンエン ニ ヨリ シボウシタ キュウセイ コツズイセイ

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抄録

近年, 急性白血病に合併する全身性真菌症が増加している.著者らは急性骨髄性白血病の診断後, 約1年6ケ月間, 寛解と再燃をくりかえした症例で, 全身性アスペルギルス症を発症し, 特異な心電図所見, 胸部レントゲン所見を呈し, 死亡した一例を経験した.剖検により, 心, 肺, 腎, 胃, 食道, 脾にアスペルギルスの侵襲が認められた.特にアスペルギルスによる心筋炎, 左心室内の巨大壁在血栓, 肺動脈血栓が直接死因と推定された.アスペルギルスの心臓への侵襲は比較的稀であり報告した.

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